
《季節のほうじ茶》
1月「香寿」
丸八製茶場が毎月数量限定で発売している「季節のほうじ茶」は、
さまざまな品種の茶葉を、その個性が生きる焙煎で仕上げた焙じ茶です。

新しい年を
弾けるような香りで華やかに。
丸八製茶場では、毎月限定の商品として「季節のほうじ茶」を販売しています。1月の「季節のほうじ茶」は、「香寿(こうじゅ)」です。
モーリス・ラヴェルの『ボレロ』は、世界的に有名な名曲です。スネア・ドラムによるかすかなリズムにフルートのメロディが重なってはじまり、徐々に力強く、華やかに展開していくこの曲は、何と全編一つのリズムと二つのメロディの繰り返しによって成り立っているといいます。この曲から生まれたバレエ『ボレロ』の装飾を排した衣装のダンサー達の動きは、ストーリーを表現するクラシック・バレエと違い、音楽がそのまま表現されているよう。モダンバレエの代名詞とも言われ、さまざまな解釈ができるダンスですが、そこから感じられるのは、やはり「生命力」ではないでしょうか。
1月の「季節のほうじ茶」は、新年らしく「寿」という文字をその名前に持つ「香寿」です。フルーティで華やかな香りは、新しい年のはじまりの、静かだけれど力強い躍動を感じさせてくれます。
国産の茶葉を萎凋し、引き出した
マスカットのような香り。
「香寿」は、国産の茶葉を、台湾茶の製法で仕上げた茶葉です。萎凋(いちょう)、釜炒りといった台湾茶の製法を学んだ生産者の高橋さんが、日本の茶葉でその製法をいかせるものはないかと、何十種類にもよる茶葉から何百回以上の試作を経て見つけたのが、「香寿」の茶葉でした。
畑の隅に自生していたという「香寿」のチャの樹を、数年の時間をかけて増やし、生産された茶葉は、文字通り希少な存在です。また「香寿」の「寿」の文字は、もともとの茶葉に白い毛が生えており、それが「長寿」を連想させることからつけられたもの。新年にふさわしい、ハレのお茶として、縁起のよい名前の希少な品種を、じっくり味わってみませんか。

釜炒りで仕上げた茶葉は、丸みを帯びた形状が特徴です。
「香寿」のフルーティな香りはそのままでも楽しんでいただけますが、水出しにすることでマスカットのような瑞々しい香りが際立ち、より一層個性を引き出すことができます。寒い冬に部屋を暖かくしてひんやりとした冷たさを楽しむ、ちょっぴり贅沢な飲み方もお勧めです。
新年の華やかなひととき。「ボレロ」のようなリズミカルな楽曲を楽しみながら、「香寿」とともに、これから起こる出会いや出来事を思い描いてみませんか。
*「香寿」は2023年1月1日発売です。
オンラインショップでは2022年12月28日から先行して受付いたします
店舗では2023年1月1日から販売を開始いたします(店舗の営業日に準じます)
*2023年1月の期間・数量限定商品です。
限定数に達した場合は販売終了とさせていただきます