《季節のほうじ茶》

4月「おくはるか」

2023年3月28日公開

丸八製茶場が毎月数量限定で発売している「季節のほうじ茶」は、
さまざまな品種の茶葉を、その個性が生きる焙煎で仕上げた焙じ茶です。

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柔らかく、優しい世界で遊ぶ
子どもの夢のように。

丸八製茶場では、毎月限定の商品として「季節のほうじ茶」を販売しています。4月の「季節のほうじ茶」は、「おくはるか」です。

3月に続き、4月もジャズのスタンダード・ナンバーをご紹介します。ビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』は、彼が25歳の時に、姪のデビーのためにつくった曲です。エヴァンスはこの姪をことのほか可愛がっており、よく会いに訪れていたそうです。可憐でどこか儚く、どこまでも優しい曲からは、エヴァンスが姪へ注ぐ優しい眼差しが感じられます。

のちにこの曲につけられた歌詞では、小さな女の子が遊ぶ夢のような世界と、その成長を見守る叔父の繊細な切なさが描かれました。4月、それぞれにはじまりを迎える子どもの背中には、少しの緊張と大きな希望が見え隠れします。これから大きく広がっていく子どもの世界が、どこまでも幸せなものであるように。ほのかな甘味と優しい香りが特徴の「おくはるか」は、そんな柔らかな気持ちにさせてくれるお茶です。

春を思わせる桜の葉のような
優しい香り。

埼玉県で生まれた品種「おくはるか」ですが、今回の「おくはるか」は静岡県静岡市清水区の山間部にある豊好園という茶園でつくられました。豊好園の茶畑は、雲の上に浮かぶような山の上にあり、斜面によって異なる日の当たり方に合わせ育てる品種を選び、与える肥料は土壌を分析し最適なものをオーダーしてお茶づくりをしています。

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製茶にもこだわり、丁寧に丁寧につくられたお茶は、茶葉の様子もどこか愛らしく見えます。

クマリンと呼ばれる桜の葉の香り成分が含まれる「おくはるか」は、優しく甘い香りが特徴です。試飲した社員の一人は、そのイメージを「周りを花で埋め尽くされた池のほとり」と喩えました。柔らかで穏やかな飲み口は、気持ちまでもゆったりと優しくさせてくれます。

時に白い霧が立ち込め、時にピンク色の夕暮れに染まる幻想的な茶園の中、親が子どもを思うように大切に大切に育てられた「おくはるか」の優しい香りに包まれながら、想像力の雲の上で自由に遊ぶ夢のような世界に思いを馳せてみませんか。

*「おくはるか」は2023年4月1日発売です。
*2023年4月の期間・数量限定商品です。
 限定数に達した場合は販売終了とさせていただきます

おくはるか

おくはるか