nomaと、ときめきの マリアージュ。

2025年4月24日公開

くらしを楽しむことは、旬を楽しむこと。
焙じ茶のさまざまな旬を、丸八製茶場からご紹介します。
今回は、2025年3月15日発売の「焙茶noma(ノマ)」についてです。

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春の、ほのかな高揚感。
「焙茶noma」のマリアージュ。

あふれる柔らかな光と穏やかな空気が、優しく花のつぼみをくすぐり、美しく咲かせていきます。私たちの心が不思議と弾み、新しいものごとにときめきを覚えるのも、この時季の自然に心をくすぐられてのことかもしれません。緩やかな日々の変化を楽しめる、穏やかな幕あい。太陽の日差しが強まる前に、この短い時間をたっぷりと楽しみましょう。

今回ご紹介するのは、2025年3月15日発売の「焙茶noma」と一緒に味わいたい、旬の食べものです。ワインと食べものとの優れた組み合わせを一般的に「マリアージュ」と呼びます。今回は、料理研究家でソムリエでもある伊藤くみさんに「焙茶noma」を飲んでいただき、オリジナルのマリアージュをご提案いただきました。

「焙茶noma」の「noma」という名前には、人と時間との「間(マ)」を豊かにしたいという想いが込められています。2025年3月15日発売の「焙茶noma」は、芽吹きを思わせる優しい渋味と、花のような香りの余韻の焙じ茶。若々しい草花に包まれているかのような香りが、心軽やかな気持ちにさせてくれます。

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「焙茶noma」のパッケージ。季節の高揚感をイメージした色彩は、写真家の北岡稔章さんによる写真。そこに、書家の池多亜沙子さんによる墨象(前衛書道)のモチーフをあしらっています。

料理研究家の伊藤くみさんは、普段から「同調」、「対比」、「補完」という考え方でワインと食べものとのマリアージュをつくり出しています。今回も、同じような要素で互いに引き立て合う「同調」、濃厚な味をすっきりとした味わいでリセットする「対比」、異なる要素がおいしさの相乗効果をもたらす「補完」で、「焙茶noma」とのマリアージュをご提案いただきました。

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『ELLE gourmet』公認料理家、『料理王国』オフィシャル料理家として活躍される伊藤くみさん。2024年11月の記事でも「焙茶noma」とのマリアージュをご提案いただきました。

今季の「焙茶noma」について「『和』というのが第一印象でした。芳ばしくて、清々しい。まさに日本の春、という感じ」というご感想をお持ちだった伊藤さんですが、ご提案いただいたのは、和・洋・中華の幅広いバリエーションのマリアージュ。「同調」、「対比」、「補完」で大きく広がった「焙茶noma」の世界を、お楽しみください。

こしあんの串団子の甘味と、
桜葉のような「焙茶noma」の甘い香り。

「焙茶noma」の原料のうちの一つである「静7132」という茶葉には、クマリンという成分が含まれています。これは、いわゆる甘い「桜の香り」として感じられる、桜の葉に含まれている成分です。一つ目のマリアージュでは、香料を使用せず引き出した、この甘い香りに着目しました。

「こしあんの串団子は『焙茶noma』との組み合わせを楽しめる、一番手に入りやすいお菓子ではないでしょうか。小豆の甘さと『焙茶noma』の『桜葉のような甘い香り』の組み合わせは、春の和菓子のイメージ。『同調』的でよく合います。さらに、温かい『焙茶noma』は華やかな香りの後に程よい渋味があるため、口の中を心地よくリセットしてくれます。これは『対比』の効果。この『同調』と『対比』で贅沢なマリアージュになるのです」

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いつでもおいしいお団子ですが、春に食べるとひときわ風情を感じるのはなぜでしょう。「焙茶noma」の香りを楽しむ、定番にして最高のマリアージュの一つです。

どこででも手軽に手に入る串団子ですが、「焙茶noma」と組み合わせるときには、ちょっとこだわりのお店を探して買い求めてみましょう。繊細な味の違いに注意を向けることで、いつもよりきっとおいしく感じられるはずです。

サヤインゲンとハムで、春巻きを。
旬の野菜を「焙茶noma」で楽しむ。

旬を楽しむのなら、やはり季節の野菜を使いたいものですね。そこで伊藤さんに考えていただいたのが「サヤインゲンとハムの春巻き」です。手に入りやすい素材を組み合わせたシンプルなレシピながら、伊藤さんも太鼓判を押すおいしさ。「春巻きのような無限に組み合わせがある料理は、どんなものでも無難にまとまりますが、その中でもかなりおいしい部類に入ると思います」

「焙茶noma」とのマリアージュの考え方は「対比」です。「油で揚げた春巻きを食べた後に、水出しの『焙茶noma』でそれをすっきりとリセットする。清々しさが際立つ、このお茶ならではの組み合わせですね」

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食卓やお弁当のおかずとしてはもちろん、おつまみとしても楽しめる春巻き。サクサクとした皮、ポキポキとしたサヤインゲンの食感も楽しめます。

季節野菜のサヤインゲンは、色が鮮やかで、香りもよい新鮮なものを選びましょう。青々しい豆の風味は、「焙茶noma」の芳ばしい旨味との同調も楽しめます。

サヤインゲンとハムの春巻き レシピ

所要時間目安:20分

材料(2~3人分):
サヤインゲン 12本
ロースハム 6枚
春巻きの皮  6枚
A.長ネギ 1/4本
A.ごま油 小さじ2
A.塩 ふたつまみ
B.薄力粉 大さじ1
B.水 小さじ2
揚げ油 適量

1)長ネギはみじん切りにして、Aを合わせます。Bを合わせて水溶き粉をつくります
2)ロースハム1枚にサヤインゲンを2本置き、Aを小さじ2程度のせて巻きます
3)2)を春巻きの皮の角より少し上におき、手前の角を具材に巻きつけ、両端を内側に折ってまっすぐ巻き、最後の角部分にBをつけて止めます
4)揚げ油を180℃に温め、3分程度色づくまで揚げて取り出します

「焙茶noma」を、
新感覚のポテトサラダと。

スタンダードなメニューの一つであるポテトサラダですが、アレンジによって見た目と味わいがぐんとお洒落に。セロリとハム、さらにしば漬けを加えたポテトサラダは、さり気なく主張する食感と塩味が新鮮です。「温かい『焙茶noma』と合わせると、しば漬けの旨味が『補完』、ジャガイモの甘さとお茶の香りの甘さが『同調』となり、味覚の相互作用でつくられる世界が、どんどん広がっていきます」

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茶巾絞りにしたポテトサラダは、食べやすくお弁当のおかずにもぴったり。お皿に盛れば、まるで和菓子のようなかわいらしさです。

サイドメニューとして、おつまみとして、さまざまなシーンに活用できるのも魅力のポテトサラダ。今回は茶巾絞りにしましたが、小鉢にしっかりと盛り付けていただくのもおすすめです。「焙茶noma」との調和のとれた味わいをお楽しみください。

しば漬けのポテトサラダ レシピ

所要時間目安:10分

材料(2~3人分):
ジャガイモ 2個(200g)
しば漬け 30g
セロリ 40g(1/3本)
ロースハム 12g(1枚)

A.マヨネーズ 大さじ1
A.オリーブ油 大さじ1と1/2
A.塩 小さじ1/2

1)ジャガイモを耐熱容器に入れラップをかけ、600Wの電子レンジに5分かけます
2)しば漬けを粗みじん切りにします。ハムは5㎜角に切り、セロリは筋をひいて薄切りにし、粗く切ります
3)ジャガイモの皮をむき、熱いうちにつぶしながらAを加え、混ぜ合わせます
4)3)に2)の具材を加えて混ぜ合わせ、盛り付けます

イチゴづくしのゼリーと「焙茶noma」の
甘酸っぱいときめき。

フレッシュ感いっぱいのイチゴのゼリー。ゼリーとソースと果実の3つの味わいで、イチゴのおいしさをさまざまな角度から楽しむことができます。甘酸っぱいゼリーを食べた後に水出しの「焙茶noma」を飲むと、口の中がさっぱりとリセットされる「対比」の効果で、スプーンが止まらなくなってしまうおいしさ。ゼリーの甘酸っぱさと草花のような若い香りの余韻が「補完」となり、新たな味との出会いを感じることができます。

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ゼリーはその愛らしい見た目に反して、自然な甘さ。「酸味が尖りすぎないよう、少しだけリンゴジュースを入れています。そうすることで、イチゴの味をメインにしながら、ほどよい酸味に調整できるんです」

繊細な味わいのスイーツと、同じく繊細な香りのお茶は、大人のデザートタイムにぴったり。愛らしい見た目は、ロマンチックな気分を盛り上げてくれます。真っ赤なイチゴの色合いは、大切な人達と一緒に食べるために料理をする時間も、心華やぐものにしてくれそうです。

イチゴのゼリー レシピ

所要時間目安:15分 *冷やす時間を除く

材料(4~6個分):
<ゼリー>
イチゴ 230g(3/4パック)
グラニュー糖 30g
リンゴジュース 100mL
A.ゼラチン 10g 
A.水 100mL

<ソース>
イチゴ 70g(1/4パック)
グラニュー糖 10g
飾り用イチゴ 4~6個

1)大きめの耐熱容器にAを入れゼラチンをふやかし、600Wの電子レンジに50秒かけて溶かします
2)ゼリー用のイチゴにグラニュー糖を入れ、ブレンダーでジュースにします。ここにリンゴジュースを加えます
3)1)に2)をかき混ぜながら加え、よく混ぜます。器に盛って2時間ほど冷やします
4)ソース用のイチゴとグラニュー糖を合わせ、ブレンダーにかけます
5)食べる直前に3)に4)をかけ、飾り用のイチゴを半分にしてのせます

心ときめく「焙茶noma」と食べものとのマリアージュ、いかがでしたでしょうか。伊藤さんが使われている「同調」、「対比」、「補完」という考え方で飲みものと食べものとの組み合わせを考えていくと、お茶の時間、食事の時間の楽しみがどんどん広がっていきます。優しい渋味と、花のような香りの「焙茶noma」と、あなたはどのように楽しみますか?この記事がそのヒントになることを願っています。

焙茶noma

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