《季節のほうじ茶》
12月「青心烏龍」
2023年12月1日公開
丸八製茶場が毎月数量限定で発売している「季節のほうじ茶」は、
さまざまな品種の茶葉を、その個性が生きる焙煎で仕上げた焙じ茶です。
林檎のような甘い香りと
優雅な味わい。
12月の「季節のほうじ茶」は、「青心烏龍(セイシンウーロン)」です。「青心烏龍」は、台湾烏龍茶の代表的な品種の一つ。日本の気候では栽培が難しいとされてきましたが、生産者らが現地へ赴いて製法を学び、研究を重ねた結果、日本で栽培した台湾品種で烏龍茶をつくることが可能になりました。
今回は、日本での 台湾烏龍茶生産の先駆け的存在である、茨城県の生産者の方がつくった希少な日本産の「青心烏龍」を、浅炒りで焙煎し、焙じ茶に仕上げました。
「青心烏龍」という品種の一番の特徴は、花や果実のような香り。焙煎をすることで、芳ばしく甘い香りが加わり、華やかさがアップします。飲むと、濃厚なコクがあり、余韻が残る味わいに。鼻から抜ける香りも印象的です。
林檎のような甘い香りに心弾む「青心烏龍」。温かくいれると重厚感が増し、水出しにするとフルーティーな香りが際立ちます。クリスマスや大晦日など、家族や友人と集まる機会が増える季節。パーティ料理のお供に、スイーツと一緒に、ぜひ楽しんでみてください。
「青心烏龍」を飲みながら眺めたい、
あたたかな絵の世界。
「季節のほうじ茶」をご紹介するこの記事では、その味わいから連想される本をご紹介しています。今月の本は、『ON THE CORNER 大桃洋祐作品集』です。
大桃洋祐(おおももようすけ)さんは、街と人物をモチーフにした作品を描かれているイラストレーターです。アニメーション作家、絵本作家としても活動されており、どの作品からもユーモアとくらしへの愛、心温まるストーリーを感じることができます。
『ON THE CORNER 大桃洋祐作品集』には、クリスマスをテーマにした作品が掲載されています。絵の中には、誰もが幼い頃イメージしていたようなクリスマスの光景と、その裏側のユーモラスなストーリーが広がっています。プレゼントを配るため渋滞の中を車で移動し、トナカイ達と戯れ、子ども達と聖歌を歌うサンタクロース。街はイルミネーションでキラキラと輝き、夕暮れになっても真っ白な雪灯りが明るく家々を照らします。ベッドに靴下をぶら下げて眠るサンタクロースのためのプレゼントは、誰が届けるのでしょうか。
クリスマスツリーのルーツにはいくつもの説がありますが、その中には林檎の木を起源とする説もあるそうです。ツリーに飾られる丸いオーナメントは、林檎を模したものといわれており、クリスマスと林檎は切っても切り離せないもの。ふと気づけば、街中がきらきらとした飾りつけやイルミネーションに彩られ、もうすっかりクリスマスムード一色です。「青心烏龍」の林檎のような甘い香りで、クリスマスシーズンを心華やかに過ごしてみてはいかがでしょうか?
*「青心烏龍」は2023年12月1日より発売です。
*2023年12月の期間・数量限定商品です。
限定数に達した場合は販売終了とさせていただきます