茶園 三畝(さんぽ)日記
冬を越えて
2022年4月8日公開
丸八製茶場の焙じ茶は、全国の生産農家のかたが
大切に大切につくったお茶からできています。
茶園「三畝(さんぽ)」は、丸八製茶場がお茶づくりへの
理解を深めるためにつくった勉強用の茶園。
動橋(いぶりはし)の自然と、スタッフの奮闘をお届けします。
もうすっかり春、でしょうか。
今回は、なかなかお届けできなかった冬の動橋のお話です。
昨年のクリスマスの後、動橋には大雪が降りました。
露地栽培のチャの樹には、大きめの重い雪が乗っていたため、茶葉が顔を出せるように救出しました。
露地栽培のチャの樹に雪がかぶると、最悪の場合、枝が折れることもあります。冬の間は雪の降る日が続くことも多いですが、チャの樹にダメージを与えないためにも、管理は徹底していきたいところです。
チャの樹の負担となるような重い雪は少し困りますが、年末年始の休暇は水やりができなくなるので、これには積雪がありがたく感じられます。露地栽培のチャの樹はもちろんですが、ビニールハウス周辺にも雪が多く残っているので、雪解け水がハウス内のチャの樹にも届いてくれそうです。
一般的に、お茶は寒暖差があるほうがおいしくなるといわれています。雪深い環境で育った茶葉で作る新茶はきっとおいしいと信じたいと思います。
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年が明け2月になり、寒さがゆるむ日もありますが、まだまだ動橋は雪の季節です。
そんな訳で茶園には雪だるまさんが来訪されました。
2月にもまた雪が積もりました。しかし昨年末のドカ雪に比べると雪の量はそれほど大したものではなく、被害はなかったように感じます。埋もれるということもなく無事にチャの樹達は元気にしています。
一方で、春の気配を感じる変化も見られます。ちょっとずつですが、小さな新芽が見られるようになりました。枝から新たな葉が生えてきているものもあり、生命の息吹というものを感じます。
4月の新茶の時期に向けて、チャの樹の成長が楽しみです。この時期にしか目にすることのできない新茶になるまでの過程を皆様にご報告できればと思います。
新茶の時期を指折り数えて楽しみにしています。
茶園スタッフ長崎。本業は製造課スタッフ。
お茶とマラソンをこよなく愛する33歳。