心弾む、noma。

2024年4月5日公開

くらしを楽しむことは、旬を楽しむこと。
焙じ茶のさまざまな旬を、丸八製茶場からご紹介します。
今回は、2024年3月16日発売の「焙茶noma(ノマ)」についてです。

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生命力に溢れる季節を
花と「焙茶noma」で彩り豊かに楽しむ。

少し早い春がやってきました。道ゆく人の装いが徐々に軽やかなものになっていくと、私たちの心も不思議と軽やかに弾んできます。この時季の街は桜色に染められていくようで、飲食店のメニューにも春限定のメニュー、商店街にも春の野菜、春の魚と旬のものが並び、通勤や通学の途中にそれらに誘惑されるのも心楽しい時間です。その中でも最も華やいでいるのは、生花店ではないでしょうか。

どの季節の花にもそれぞれの美しさがありますが、春は植物が一番元気な季節。チューリップ、スイートピー、ラナンキュラス、フリージアなど、よく知られている同じ種類の中でも、色やかたちに多彩なバリエーションを見つけることができます。今回は、3月16日発売の「焙茶noma」と楽しむ、季節の花についてのお話です。

桜餅の独特の甘い香りは、実は桜の花ではなく、桜の葉から出ているものだとご存知でしょうか。今季の「焙茶noma」は、そんな桜の葉と同じクマリンという香り成分を持つ「静7132」という品種をメインに使用。香料を使用せず、茶葉そのものの香りをいかしています。

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華やかな色彩は、写真家の北岡稔章さんによる、花を印象的に撮影した写真。書家の池多亜沙子さんによる墨象(前衛書道)はこの時季をイメージしたものです。

使用している「静7132」は、主に静岡市の茶農家集団「ぐりむ」のメンバーによってつくられたもの。「ぐりむ」は、若手の生産者たちが、静岡茶の明るい未来を開拓するために立ち上げたユニットです。

そんな若々しい春の香りを連れてくる「焙茶noma」と、瑞々しい季節の花。味覚と嗅覚、視覚で楽しむ植物のエネルギーを、あなたの一日に取り入れてみませんか。

日々表情を変えていく花と
焙じ茶の甘く爽やかな香りを味わう。

寒さに固く閉じていた花の蕾が徐々にふくらみ、ほころぶように開いていく様は、まるで季節の変化に追いつこうとしているよう。日々、その変化を鑑賞するのも、春の花の楽しみ方の一つです。蕾を愛でることができる生花の中でも「雪柳」のような「枝もの」は、柔らかに大きく広がるかたちによって、空間をぐんと華やかにしてくれます。

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流れるような枝の姿が美しい「雪柳」。白く小さな花が雪のように見えることから「雪」という名前がついていますが、れっきとした春の花です。

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「雪柳」と組み合わせたのは、曲線的な花びらが美しい「ラナンキュラスラックス」「スイートピー」。ふんわりとしたボリュームが華やかです。

「焙茶noma」は、水出しで入れると、ほんのり甘く、爽やかな香りが広がります。口に含んだ時のシャキッと背筋が伸びるような風味、青々とした香りと清涼感は、花達の瑞々しい生命力と共鳴するようです。

贈り物のイメージが強い花ですが、この春は、ぜひ自宅に花を飾ってみませんか。家族や友人が集まる時にはもちろん、自分のためだけに飾ってみるのも贅沢です。旬の焙じ茶と、旬の花。新しいスタートを切る季節にふさわしい、まっさらな、でもどこかわくわくした気持ちになる組み合わせです。

春の花と、華やかで若々しい香りの焙じ茶。
香りの重なりを楽しむ。

花を楽しむのなら、その香りも一緒に楽しみたいものですね。春の花、スイートピーはバラやヒヤシンスに似た春らしい、爽やかな香りが特徴です。そのスイートピーをベースに優しい色合いの花を集めたら、柔らかな香りのイメージそのままの、可憐な組み合わせになりました。

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「スイートピー」「ラナンキュラスラックス」「チューリップ」の組み合わせ。放射状に広がった花が、はつらつとした空気を纏います。

熱湯で温かくいれた「焙茶noma」からは、桜の葉のような香りが優しくふんわりと広がります。「焙茶noma」の、香料を使わない茶葉由来の香りと、季節の花の香り。自然から生まれた二つの香りが重なって空間に心地よい華やぎが生まれます。

友人や家族が集まる際に、お菓子の代わりにお茶と花を持っていく、というのも素敵です。香りの組み合わせで、気の利いた手土産になりますね。穏やかな春の午後、香りを楽しむお茶の時間は、いつもより会話が弾むひとときになりそうです。

季節の花と、こだわりの焙じ茶。
くらしの中の、ちょっとした贅沢。

今回は「焙茶noma」と一緒に楽しみたいお花をご紹介しました。

お茶と同様に、花の世界も日々広がっています。近年は、ラナンキュラスやチューリップのバリエーションがとても豊富になっているそう。香りがよい花なら、石川県産のフリージア・エアリーフローラやヒヤシンスもお勧めです。1年の中で、最も多くの花が咲くこの時季。たくさんの花の中から、自分が好きな色や香りのものを選ぶのは、ワクワク楽しい時間です。

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花束ではなく、気に入ったものを1~2本だけ飾ってみるだけでも、いつもの空間が、心躍るものになります。

お花も焙じ茶も、くらしの中で絶対に必要なものではないけれど、ささやかに、けれど確実に、日常を彩ってくれるもの。「焙茶noma」が纏う桜の葉のような香りは、咲き始めの桜に感じる期待感、満開の桜の絢爛に華やぐ気持ちを呼び起こさせてくれます。心弾む春、新しくはじまる生活を「焙茶noma」と季節の花で、迎えてみませんか。

撮影協力:
NOTE flower
https://www.instagram.com/note_flower
080-4257-8781
石川県金沢市池田町四番丁33 秋霖館1階

*期間・数量限定商品です。
 限定数に達した場合は販売終了とさせていただきます

焙茶noma

焙茶noma