《レシピ》
ハーブとnoma。ペザンと丸八製茶場
2021年6月7日公開
くらしを楽しむことは、旬を楽しむこと。
焙じ茶のさまざまな旬を、丸八製茶場からご紹介します。
今回は、2021年6月14日発売の「焙茶noma」についてです。
今回の「焙茶noma(ノマ)」はすっきりとした清涼感が特徴。ハーブを使ったアレンジティーで、その爽やかな香りをもっと楽しんでみませんか。アレンジティーレシピは、ハーブ農園ペザン代表の澤邉友彦(さわべともひこ)さんにアドバイスをいただきながらつくりました。後半では、農園についてうかがったお話もご紹介します。
オンザロックでつくる大葉&きゅうりティー レシピ
「焙茶noma」の爽やかな風味を大葉ときゅうりが引き立てる、見た目も涼やかなアレンジティー。お茶を濃いめにいれたあと、氷で急冷する「オンザロック」といういれかたでつくります。「まず大葉の香りが立ち上がり、そのあとに『焙茶noma』の香りがやってくる。時間差で香りを楽しめるレシピです。大葉は和の食材なので、焙じ茶との相性もよい。香りが強いので、あえて切らずにそのまま使い、手でたたいて風味を調整するとよいでしょう」と澤邉さん。
材料: 「焙茶noma」6g(大さじ約3杯)
または「焙茶noma」ティーバッグ2個
熱湯160ml
氷
きゅうり1スライス
大葉1枚
1)「焙茶noma」を濃いめにいれます。茶葉6gに熱湯160mlで1分間浸出
2)グラスに、スライスしたきゅうりとたっぷりの氷をいれます
3)お茶を注ぎ、大葉を1枚添えて完成
(大葉は手で挟むようにたたくと風味が増します)
水出しでつくるレモングラスティー レシピ
澤邉さんのイチオシアレンジティーは、「水出しでつくるレモングラスティー」。シンプルな水出しで、「焙茶noma」の涼やかな香りとレモングラスのシャープな香りのハーモニーを味わいましょう。「レモングラスは胃腸にもよいとされており、食欲が落ちやすい季節にいいですね」と澤邉さん。レモングラスは手に入れやすいドライタイプを使いました。
材料: 「焙茶noma」9g(大さじ約4.5杯)※市販のお茶パックに入れる
または「焙茶noma」ティーバッグ3個
冷水600ml
レモングラス(フリーズドライ)0.8g
*ティーバッグ状ではないものは、市販のお茶パックに入れる
*ちょうど600mlが入る「加賀棒茶水出し用ポット」が便利です
*あらかじめ冷蔵庫で冷やしておいた冷水でつくるのがお勧めです
*レモングラスはハーブ農園ペザンのものを使用していますが、
一般的なものでもお作りいただけます
(その場合、レモングラスの浸出時間は1時間がお勧めです)
1)「焙茶noma」に冷水600mlを注ぎます
2)冷蔵庫に入れて2時間30分置きます
3)レモングラス(フリーズドライ)を加えて
さらに冷蔵庫で30分置いたら完成(合計3時間浸出します)
ハーブが叶える幸せ。
焙じ茶が叶える豊かさ。
今回の「焙茶noma」に、自然栽培のハーブと同じ魅力を感じたという澤邉さん。ハーブ農園ペザンのフリーズドライのハーブは知る人も多く、丸八製茶場の喫茶でアレンジに使わせていただいたこともあります。そんなハーブ農園ペザンについて「はじまりにあったのはハーブではなく、今のような働き方や生き方をしたい、という思いでした」と澤邉さんはおっしゃいました。
大きな農業法人でお米や野菜をつくっていた澤邉さんは、当時から「工場のように大量生産する農業ではなく、家族のようなコミュニティで農業をしたい」という夢があったといいます。また「農福連携」への思いも強く、「ハーブを自然栽培で育て、それをフリーズドライにして販売するという方法は、誰にとっても働きやすい環境を実現するのにぴったりだったんです」とも。
「まずは、つくっている自分たちが幸せになること。それが大切だと思っています」と語る澤邉さん。丸八製茶場は、焙じ茶を通じて人が豊かさを感じられる時間や空間をつくることを目指しています。そのため、まずは自分たちが食や日本茶を通して豊かさを感じることができるよう、日々の学びを大切にしています。地平線まで続くハーブ畑の中、澤邉さんのお話をうかがい、またひとつ、学ぶことが増えた気がしました。
ハーブ農園ペザン
https://paysan.co.jp/index.html
石川県河北郡津幡町字湖東197
076-289-6287
*2021年8月11日、今季のnomaはご好評につき終了いたしました。ありがとうございました