茶園 三畝(さんぽ)日記
年1回の茶園イベント
2023年8月16日公開
丸八製茶場の焙じ茶は、全国の生産農家のかたが
大切に大切につくったお茶からできています。
茶園「三畝(さんぽ)」は、丸八製茶場がお茶づくりへの
理解を深めるためにつくった勉強用の茶園。
動橋(いぶりはし)の自然と、スタッフの奮闘をお届けします。
2023年のゴールデンウィーク、茶園「三畝」ではコロナ禍前のように、人数制限を設けず茶摘みを行いました!
天気は快晴。コロナ前をはるかに上回る参加者!
ご家族での参加もあり、小さな茶摘みボーイ、茶摘みガールもたくさん来てくれて、うれしい限りでした!
今回の茶摘みは露地栽培の「おくはるか」と「おくみどり」をメインに行いました。
特に「おくはるか」は芽の伸びが良く、新茶の時期らしい、摘み採りに適した茶葉の開きを見せていたので、摘みやすかったです。
参加した方からは「お茶づくりを知ることができてよかった」、「お茶の樹にはじめて触った。葉っぱがきれいですてき」、「茶揉みがこんなに大変な作業だとは思わなかった」、「自分たちでつくったお茶がおいしく飲めてよかった」
などたくさんの感想をいただきました。
今回は露地栽培の「おくはるか」の摘採量が559gで、過去最大の量でした!どのくらいの量をイメージされますか?500mlペットボトルの重さ、と考えるとそんなに多くないかな?というイメージになってしまいますね…。でも植物の葉の量であの重さが集まると、なかなかのものなのです!
ちなみに露地栽培の「おくみどり」は135g。Webで調べたら「唐揚げ3個分」の重さだそうです。唐揚げの大きさにもよりそうですね。
茶摘みの後は、摘んだ茶葉をすぐに蒸し、揉み込んで煎茶にしていきます。プロ中のプロの生産者がつくった煎茶を飲むことが多い我々ですが、自分でつくったお茶は、格別においしく感じられるんですよ。
丸八製茶場では、焙じ茶づくりの加工工程である「焙煎」を行うのですが、その前までの、チャの樹を栽培し、茶葉を摘みとり、すぐに蒸し、揉んで、乾燥させる荒茶作りという工程までは、全国の生産者の方の手を借りています。その工程を知ろう、というのが、この体験の目的でもあります。 新茶を摘み採り、揉み込み、乾燥させる。言葉にするとそれだけの工程のようですが、実際に行うとお茶づくりの深さに改めて気づかされます…!
来年はもっとたくさんの品種の茶葉に触れ合えるように茶園を整備し、新たな発見や学びに結びつけるようにしていきたいです。
このオフィシャルサイトでまた長崎の新しい企画ができるとかできないとか…
茶園スタッフ長崎。本業は製造課スタッフ。
お茶とマラソンをこよなく愛する33歳。