
茶園 三畝(さんぽ)日記
夏の茶園と天ぷら
2021年9月17日公開
丸八製茶場の焙じ茶は、全国の生産農家のかたが
大切に大切につくったお茶からできています。
茶園「三畝(さんぽ)」は、丸八製茶場がお茶づくりへの
理解を深めるためにつくった勉強用の茶園。
動橋(いぶりはし)の自然と、スタッフの奮闘をお届けします。

今年の夏も暑かったですね!
チャの樹も人間と同じで、暑さに強くはありません。定期的に水分を与えないと、栄養が行き渡らず枯れてしまうのです。ですので、毎年夏は、ほぼ毎日茶園の水やりを行うようにしています。
夏は草刈りの季節でもあります。草は夏も元気です。刈ったと思ったら生えてきて、生えてきたらまた刈って…を繰り返していました。チャの樹にとってよい環境をつくるためですが、草を刈ると見た目もすっきりして、気持ちがいいものです。

6月ごろの「おくはるか」。水やりをした後の涼やかな姿です。
今年は7月にチャの実がなりました。
9~11月に咲いたチャの花が受粉すると、1年後にチャの実ができます。1年後…なので本来なら実がなるのは秋のはずなのですが、写真は夏真っ盛りの7月。石川県加賀市の気候のせいかもしれませんが、少々気の早い実だったようです。

「さきみどり」のチャの実。チャの実からは油が取れ、食用に使われていたこともあるとか。
今回は茶園 三畝のチャの樹の新芽でつくった天ぷらのご紹介もさせてください。
お茶の新芽はとても柔らかく、天ぷらにはもってこいの食材です。お茶をまるごと食べる、ということでも体の健康にもよさそう、と個人的には思っております。

お茶はもともと食用だった歴史もあります。天ぷらのほか、おひたしやお吸い物で食べる方法もあるようです。
使った新芽は、前回ご紹介した茶摘みの時に摘んだもの。これを、自宅で天ぷらにしました。パリパリとした食感とほろ苦い後味の中に、新茶ならではの甘みもじわっと感じることができ、苦みと甘みの絶妙なバランスが食欲をそそりました。そばやうどんにのせて食べるのもよさそうです。
日本では昔から「初物を食べると75日長生きする」と言われています。春に芽吹いた新芽を食すと、自然のパワーをいただいているように感じました。
記事を書いている今現在、加賀市はまだまだ暑さが続いています。草刈りの後に冷房の効いた車の中でいただくアイスクリームがおいしいです。
次回の「茶園 三畝日記」は、温かい焙じ茶の季節にお届けします。

トレーニングをはじめました!
茶園スタッフ長崎。本業は製造課スタッフ。
お茶とマラソンをこよなく愛する33歳。